2023.6.23. 健康課題を持つ社員にとっても自分らしく働ける職場環境とは?:

私にとって「働く」とは?一人ひとりが自分らしく働ける職場

オルガノンは、2023年6月10日に20代、30代を中心とした社会人の皆さんに集まってもらい、「働きやすい会社って何!?」というテーマでワークショップを行いました。第一部では、「働く」とはどういうことか、学生時代に想像していた姿は社会人になってどう変わったか、を話し合い、それを踏まえて第二部では「さまざまな健康課題・家庭の事情」と「仕事」を両立できる職場環境について、若い世代の本音で語り合ってもらいました。

第一部はとても印象的なセッションとなりました。学生時代は、働く=お金、仕事とプライベートは別物だと思っていたが、実際に働き始めてみたら、仕事の内容、仕事への満足度が自分のライフにも大きく影響していることが分かった、という深い意見にすっかり考えさせられました。

第二部では、働く時間や場所を自由に選べる制度があったらいい、でもどれほどいい制度があっても使える雰囲気がなかったら使えない、プライベートな事情で仕事を調整しなければならないときに臆せずに話せるように日ごろから上司や周囲の人とコミュニケーションしやすい会社でないと……などなど、納得の意見が出てきました。

不妊治療を含むさまざまな健康課題や家庭の事情との両立。誰もが自分らしく働ける会社とは?

前述のワークショップに引き続き、2023年6月23日には、人事や組織運営に関わっている方々を招き、不妊治療と仕事の両立のために企業ができることについてパネルディスカッションを行いました。不妊治療をしながら働ける人事制度や職場環境づくりは大事。でも、不妊治療だけに特化した制度やサポートの導入はなかなか難しいというリアルな声もありました。そこで、不妊治療だけではなく、不妊治療も含むさまざまな健康課題を持つ社員にとっても自分らしく働ける職場づくりについて話し合われました。

誰もが働きやすい職場環境を実現するためには、企業における人事や休暇制度づくりだけでは十分ではなく、「誰もが何かのマイノリティ」であることをみんなが理解し、個々人が自分らしくいられる風土づくりが重要であるというコメントが大変印象的でした。また、マネジメント層が積極的に制度を活用するなど、率先して社員の意識や風土を変革していく努力が必要というコメントに共感しました。

簡単に答えが出るテーマではないものの、「すべての女性に、より豊かで、より健やかな毎日を」目指すオルガノンにとって、引き続き向き合っていくテーマです。全ての人が働きやすい職場環境を実現するために企業は何ができるか、ぜひそんな議論が多くの会社でなされていくと良いですね。

当日の内容を、グラフィックレコーダーの松田海さんにまとめていただきました。ぜひご覧ください。